最近何処かで聞いた言葉。
音楽の説得力について。
1960年代を知る、某有名ディスクジョッキーの人曰く。
「その当時のミュージシャンは、本気で世界を変えようとしていたんだ。全く迷いは無かったと思う。そこからして、音の出し方が違ったんだよ」・・・等。
そういうこととは違いますが、最近思い出したことがある。
かつてIMAバンドに拾われて間なしの頃。
コンドーさんに聞かれた。
「サカイ君は、どうなりたいんだ?」
俺は、答えた。
「スターになりたいんです。」
!!
ううう。
スターって・・・・
我ながら、物凄いことを口走ってしまったものだ。
これは高校入学時にクラスでの自己紹介で、ある奴が言ったことのマネでもあった。
担任「将来の夢はなんだね?はい、サカイ君か?」
「はー、ギタリストで・・」
担任「ほー。ではI君は?」
I君「僕は、スターです!」
野郎ばかりの男子校のクソ面白くもナンとも無いクラスが、ドドッと沸いた。
このI君。
けっこうひょうきんな感じの奴だったが、実はビートルズ・ポールマッカートニーが大好きで、マジでビートルズになりたい!と思っていたに違いない奴だった。
実際彼のバンドは高校生としてはけっこう上手かったし、彼のベースもボーカルもかっこよかった。
でも学校の中では、そんな感じなどおくびにも出さなかった。
その彼の一言が印象に残っていたから、つい口走ってしまったのだろう。
だが、コンドーさんには、その先を言わなかった。
それは「どんなスターになりたいのか?」そして「スターとは?」というか・・・
自分が考えていたスターというのは、身も心も削って、全て音・音楽にして光り輝く存在・・ってな感じ?に思っていた。
具体的に言えば、
ジミ・ヘンドリクスとボブ・マーリーを足したような存在になりたかったのだだだ!
・・・
ウヘー!それって世界一だし。。。。
と言うか、歴史に残るような人以上になりたいってこと????
若いってホンットに思い切りバカよねー。
恐れ多いというか、身の程知らずなんですがねー!!
そう、かなり本気で思っていたふしがある。
まあ今となっては、自分以外にはなれない!ってことが解っているツモリなのだが。。。
その自分ってのを思い切り出せるか出せないか?ということだと思っているけれど。。。
今、これを書きながら過去の自分が恥ずかし過ぎて・・・
一人で赤面してしまっている。
でもまあ~、思い込みですから。
そのぐらい、ダイソレテないとね~。
やれませんってね!
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