Monday, March 16, 2009

思い込み

最近何処かで聞いた言葉。

音楽の説得力について。

1960年代を知る、某有名ディスクジョッキーの人曰く。
「その当時のミュージシャンは、本気で世界を変えようとしていたんだ。全く迷いは無かったと思う。そこからして、音の出し方が違ったんだよ」・・・等。

そういうこととは違いますが、最近思い出したことがある。

かつてIMAバンドに拾われて間なしの頃。
コンドーさんに聞かれた。

「サカイ君は、どうなりたいんだ?」

俺は、答えた。




「スターになりたいんです。」



!!

ううう。

スターって・・・・

我ながら、物凄いことを口走ってしまったものだ。

これは高校入学時にクラスでの自己紹介で、ある奴が言ったことのマネでもあった。

担任「将来の夢はなんだね?はい、サカイ君か?」
「はー、ギタリストで・・」
担任「ほー。ではI君は?」

I君「僕は、スターです!」

野郎ばかりの男子校のクソ面白くもナンとも無いクラスが、ドドッと沸いた。

このI君。

けっこうひょうきんな感じの奴だったが、実はビートルズ・ポールマッカートニーが大好きで、マジでビートルズになりたい!と思っていたに違いない奴だった。
実際彼のバンドは高校生としてはけっこう上手かったし、彼のベースもボーカルもかっこよかった。
でも学校の中では、そんな感じなどおくびにも出さなかった。

その彼の一言が印象に残っていたから、つい口走ってしまったのだろう。

だが、コンドーさんには、その先を言わなかった。

それは「どんなスターになりたいのか?」そして「スターとは?」というか・・・

自分が考えていたスターというのは、身も心も削って、全て音・音楽にして光り輝く存在・・ってな感じ?に思っていた。

具体的に言えば、



ジミ・ヘンドリクスとボブ・マーリーを足したような存在になりたかったのだだだ!


・・・



ウヘー!それって世界一だし。。。。

と言うか、歴史に残るような人以上になりたいってこと????

若いってホンットに思い切りバカよねー。

恐れ多いというか、身の程知らずなんですがねー!!




そう、かなり本気で思っていたふしがある。

まあ今となっては、自分以外にはなれない!ってことが解っているツモリなのだが。。。
その自分ってのを思い切り出せるか出せないか?ということだと思っているけれど。。。

今、これを書きながら過去の自分が恥ずかし過ぎて・・・

一人で赤面してしまっている。


でもまあ~、思い込みですから。

そのぐらい、ダイソレテないとね~。

やれませんってね!

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