なんちゃって英語で、タイトルを表記したけれど、これでいいのかな?
間違ったらはんずかしーな。
いやいや、最近になって、出会った男がいる。
そいつは、ROIKIと呼ばれている。
彼は、ブルーズ唄いだ。
ナショナルを抱えて、あのナントもいえない音を出して、唄う。
彼の存在を知ったのは、あるCDだった。
それを聴いたときには、その所謂「カントリーブルーズ」スタイルのギターに耳を奪われた。
あの雰囲気を自分のものとしている、その音に驚愕した。
そして、その男に興味を持った。
ある日、その男のライヴを観る機会に恵まれた。
何処だったかの、バーでのライヴ。
その場所では、響きがライヴ(音の反響がある状態)であったのだが、ギターにもヴォーカルにも、マイクは立っていなかったように記憶している。
そして、彼のヴォーカルの力強さに驚いた。
英語で唄われるブルーズのその感じ、雰囲気。
CDでは、勿論味わえないシロモノだった。
それから二年程、時は流れた。
そして、偶然にもまた彼のライヴを観た。
勿論のこと、あの素晴らしいギターと唄があった。
彼のステージでは、いつもの事なのだろう、少しというか、だいぶ酔っ払いながらのステージ。
そこで、また彼の奥深さを知った。
彼の自作の曲だ。
高知弁で語られる、トーキングスタイルの曲だったが、ぶっ飛ばされた。
その世界観。
言葉が出ない。
再会を喜び、そして酒を酌み交わした。
そして、「今度、俺に一緒にやらせてくれぃ!」と頼み込んだ。
っというか、酔っ払って「いいじゃねえかぃ!よー!」みたいな感じだったのかもしれん。
そして、そのライヴが先日実現した。
お客さんは少なかったが、でも、いい演奏が出来た。
彼のストレートなブルーズのスタイルのサウンドに、即興で雰囲気をつけていった。
時に寄り添い、またはアゲインストに。
彼のナショナルのサウンドをエレクトリックギターの音圧で潰さぬよう、または塗りたくったり。
現れては、埋もれたりしながら、奴のナショナルはグルーヴしていた。
いい音だった。
スライドバーの擦れる音がする。
奴が吼える。
酔っ払った奴のほころんだ顔が見えた。
唯一無比のナショナルの音と俺のギターが、ほんの少し時間と空間を共有していた。
ROIKIは、最高だ。
また、奴みたいにイカシタ・イカレタ奴もいる。
ブギーボーイイクトさんとかね。
カッコいいんだぜ!ブギーボーイはさ。
思いっきり、たった一人でサウンドをブギーをドライヴさせるんだ。
最高だよ。
これから、どんな奴に会えるんだろう?
カッコいい奴等と会えるといいな。
きっと会えるさ。
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