Monday, July 16, 2007

地震は更なる恐怖だ。

今度の中越地方を襲った地震。
被害にあわれてしまった人達には、なんというか・・・言葉が無い。
お見舞いといっても、なんらかの微々たる協力ぐらいしか出来ない。

しかし、地震が起こるその都度、恐怖を覚える。

その破壊力は、やはり凄まじい。

日本列島は、地震が起きて当然という地域なのだということだ。

そのことを軽んじてしまっているのは、何故か?

刈羽原発の原子炉緊急停止は、それこそ「すれすれ」の状態だったのではないか?

つまりは、いつ起こるか解らない、しかし確実に起こる地震に対しての認識の欠如がある。

もう一度、思い返して欲しい。

あの「阪神大震災」の惨状を。

最強の耐震建造物であるはずの高速道路が、簡単に「ひっくり返る」ことを。

行政・建築業界・ホニャララぐるみの耐震建造物の嘘っぱちを!

それも「ついこの前」のことなのだ。

いくら原発が、50センチのコンクリート壁であろうとも、チェルノブイリ級の大事故が起これば、ひとたまりも無い。

そのような危険窮まりも無い物騒な原発が、今現在日本には、50基以上稼動しているのだ。

そして研究炉も含めれば、70基以上だそうだ。

このことは、以外にも知られていない。

かつて(20年ほど前か?)、ある大学の研究炉の暴走・放射能漏れ事故が、川崎市で発生(現在は稼動停止。尚、停止状態でも原子炉を永久に冷やし続けなければならないという!)。

そのことをオレが知ったのは、今から10年位前だった。

知らないままだったのだ。

オレは、所謂首都圏に住む。
そして多くの発電用の原子炉は、首都圏から離れているように見える。
だが、茨城の東海村や静岡の御前崎の原発は、直線距離にして東京から100km位の距離だ。

それは中性子線が放出されれば、あっという間に首都圏を襲う距離なのではないか?

そして事故が起これば、風向きにより多大な放射能が、首都圏を襲う事になるのではないか?

ましてや、その付近の住民は「どうすればいい」のであろうか?

先の川崎市での放射能漏れということは、正しく「そこにある恐怖」以外のなにものでもない。

距離というものは、関係無い。

チェルノブイリにしても、全ヨーロッパに放射能汚染をしたのだ。

そして日本にも、放射能は下りてきている。

ひとたび大事故を起こせば、今現在も修復不可能である事実があるのだ。

原発の点検作業においても、一人あたりの放射線許容量内での仕事は、数分間だという。

もちろん放射線防御服を着用してのこと。

http://members.at.infoseek.co.jp/genpatsu_shinsai/

大事故が起きれば?

人間が対応出来ない・絶対不可能なものなのだ。

こんなものは、早く使用停止にしなければならない。

それがクニの原子力行政の言われざる「事実」であろう。

原子力発電を選択し遂行したのが、「大失敗」なのだ。

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