Saturday, September 06, 2008

The man called ROIKI

なんちゃって英語で、タイトルを表記したけれど、これでいいのかな?
間違ったらはんずかしーな。

いやいや、最近になって、出会った男がいる。

そいつは、ROIKIと呼ばれている。

彼は、ブルーズ唄いだ。

ナショナルを抱えて、あのナントもいえない音を出して、唄う。

彼の存在を知ったのは、あるCDだった。
それを聴いたときには、その所謂「カントリーブルーズ」スタイルのギターに耳を奪われた。
あの雰囲気を自分のものとしている、その音に驚愕した。
そして、その男に興味を持った。

ある日、その男のライヴを観る機会に恵まれた。

何処だったかの、バーでのライヴ。
その場所では、響きがライヴ(音の反響がある状態)であったのだが、ギターにもヴォーカルにも、マイクは立っていなかったように記憶している。

そして、彼のヴォーカルの力強さに驚いた。
英語で唄われるブルーズのその感じ、雰囲気。
CDでは、勿論味わえないシロモノだった。

それから二年程、時は流れた。
そして、偶然にもまた彼のライヴを観た。

勿論のこと、あの素晴らしいギターと唄があった。
彼のステージでは、いつもの事なのだろう、少しというか、だいぶ酔っ払いながらのステージ。
そこで、また彼の奥深さを知った。
彼の自作の曲だ。

高知弁で語られる、トーキングスタイルの曲だったが、ぶっ飛ばされた。

その世界観。

言葉が出ない。

再会を喜び、そして酒を酌み交わした。
そして、「今度、俺に一緒にやらせてくれぃ!」と頼み込んだ。
っというか、酔っ払って「いいじゃねえかぃ!よー!」みたいな感じだったのかもしれん。

そして、そのライヴが先日実現した。

お客さんは少なかったが、でも、いい演奏が出来た。

彼のストレートなブルーズのスタイルのサウンドに、即興で雰囲気をつけていった。
時に寄り添い、またはアゲインストに。

彼のナショナルのサウンドをエレクトリックギターの音圧で潰さぬよう、または塗りたくったり。
現れては、埋もれたりしながら、奴のナショナルはグルーヴしていた。

いい音だった。

スライドバーの擦れる音がする。

奴が吼える。

酔っ払った奴のほころんだ顔が見えた。

唯一無比のナショナルの音と俺のギターが、ほんの少し時間と空間を共有していた。

ROIKIは、最高だ。




また、奴みたいにイカシタ・イカレタ奴もいる。
ブギーボーイイクトさんとかね。

カッコいいんだぜ!ブギーボーイはさ。
思いっきり、たった一人でサウンドをブギーをドライヴさせるんだ。
最高だよ。


これから、どんな奴に会えるんだろう?

カッコいい奴等と会えるといいな。

きっと会えるさ。