Saturday, July 19, 2008

こんなはずではなかった

気が付かない間に物事が、進んで?いる?
いつに間にやら、もんじゅが再稼動の準備を完了しているという。
つい最近、六ヶ所の核燃料再処理工場にて、ガラス固化が失敗になったばかりだというのに。

もんじゅが、性懲りも無くまた動き出そうとしていることに、ネットの書き込みたるや、見るに耐えない。
見なければいいのだが、しかし。

CO2だとか、地球環境悪化に乗じて、何か悪い動きが見える。
それは、全て一部の者だけの利益・利権に通じる動き。
だが、ネットにて反対するものに毒つく連中は、理解しようにも出来ない。

もう、クニ単位だとか、そんなもんじゃない。
実態は、そうだとしか思えないものなのに。
未だそんなものに囚われて、悪戯に中傷するだけ。
「あいつが悪い」「あのクニが・・」「後の事なんて知らない・関係無い」「もっと勉強しろ・・」だとか。

そこにあるのは、自分が当事者にならない・なる訳は無いという大前提だ。

「被害を被るのは、自分ではない」

そうだろうか?

そんなことが、ある訳は無い。

「被害を被る可能性は、絶対にある」という想像力の、絶望的な欠如だ。

産業革命以降の人間の欲望の途中結果でも、(実際には確定という訳にはいかないらしいが)地球温暖化が、いまそこにあるのだ。
そうでなくとも、公害などは、すぐそこにある。

それは、事実なのだ。

チェルノブイリしかり、スリーマイルしかり、ラアーグ・セラフィールド再処理工場の実態など。
実際にあることなのだ。

新潟の地震の停止中の原発などは、助かったのが不思議なくらいだ。

どんな建造物でも、M9以上の地震の耐性など、無いらしい。

それはそうだろう!

リスクはつき物だと言う。
それは、今まではそうだった。
今までそうだったから、こうなっている。
だから、今までと同じ・否それ以上のリスクを承知のツモリでは、ダメなのだ。
CO2にしても、結局、地球にお願いするしかないのだ。
珊瑚や植物性プランクトン・そして木・森林に頼るしか、方法は無い。
そう、その方法がアルのだ。

だが、猛毒のプルトニウムなどは、自然界に存在しない人為的に作られたものだ。
その処理方法を人類は、知らない。処理不可能なものだ。

それを少しでも出さないようにするしかない。

そんなものを後世に押し付けている現状だが、それでも少しでも出さないようにしなくてはならないと思うのは、的外れな現実に合わない・勘違いの・ダメな思いなのだろうか?

「では、電気はどうするのだ?そういうお前はエアコンを使うな!」と言う輩がいる。

だからといって、電力を使うからといって、あぐらをかき、無神経では、俺はいられないのだ。

ある書き込みに、究極の核融合とは、太陽だとするものがあった。
無尽蔵にエネルギーを放射している太陽こそ、そこからマクロではなく、ミクロというか、塵も積もれば山という発想で、エネルギーをもらう事が一番いいと。

そう思う。

本当に、人間自身のことを思い、後世のことに想いをはせるならば、その方法しか無いのではなかろうか?
そこに技術の粋を集中出来ないものなのだろうか?

人殺しの兵器を作るのを止めて、そうなれないのだろうか?

Tuesday, July 15, 2008

大出元信さん

ギタリストの大出元信さんが、亡くなってしまった。
ネイティブ・サンの名ギタリストであった。

俺にとっては、古澤さんのバンド「良治郎バンド」の広木さんと大出さんという、双璧のギタリストでもあり、古澤門下生の先輩にあたる人であった。

彼・大出さんは、なによりリズムギタリストであった。
活きたリズムをギターから放出させていた、非常に稀な存在だった。
あの独特なフォーム・・・右にちょっと身体をかしいでヒザを少し曲げながらテンポを取って弾くその姿が目に焼きついている。

絶頂期の良治郎バンドは、故川端民夫さんの重心のメチャクチャ低いベースと大出さんのバウンズするリズムギター、それから古澤御大の説明不必要のドラムで、なんとも懐の深いビートを作り出していた。
俺も何回か一緒に演奏させてもらったことがある。
そのときには、その懐の深く・広いビートにとても驚かされた記憶がある。

大出さんとは、もう十数年程前だったか、一緒に演奏したときに、もっとやりましょうよー!大出さーん!っと言ったら、「いやあ!泰三とはさ、一年に一回くらい会いたいって感じなー?あっはっは!」なんて、彼言っていたっけ。

そう、実は一週間程前くらいに、何となく大出さんのことをふと思い出していた。
何の理由も無く、ただ漠然と彼の事を思い出していたのだ。
一緒に演奏した風景の記憶と共に。
「どうしているかなあ?」と。

そして、訃報が届いた。

告別式に行って来た。

彼の、大出さんの表情は、安らかだった。
「よっ!久しぶり!まー、そんな訳でさ・・じゃあな!」なんて・・言い出すんじゃあないかってほどに。

お別れは、寂しくも悲しい。

涙が、溢れた。

さようなら。大出さん。

ご冥福をお祈りします。

Tuesday, July 08, 2008

自分の矛盾・人間の矛盾

俺自身、たかが一人の唯の人間であるから、当然のこと矛盾だらけだ。

おおっと!いきなり何を言い出すか?なんだが。

何かと自分は、こと原子力・・特に原発について嫌悪を露にしてきた。

俺は関東に住んでいるから近くにある原発といっても、東海村か御前崎にあるやつだ。
これは、発電用の東電だったり中電だったりのものだろうか。
もっと小さな研究炉は、もっと都心にもいっぱいあるんだろうね。ワカランが。

原子力に対する嫌悪。
やはり、子供の時からの「広島・長崎原爆・アメリカのビキニ環礁水爆実験の第五福竜丸被爆」の刷り込みであろうか。
それは、放射能という言葉に想像させられる、「見えざる恐怖」だと思う。
そして放射性物質から出る放射能の半減期の気の遠くなる期間。
数日からモノによっては何万年という半減期。
そんな猛毒のものをワザワザ人間が作り出す愚かさ。
更に決定的な事として、人間はこの放射能の毒性を消す術を持たない・ということだ。
そしてスリーマイル、チェルノブイリ原発の事故の事実。
チェルノブイリ原発事故後のヨーロッパ諸国に住む人達の絶望感の体験。これは、IMAバンドの初めてのヨーロッパツアーが、チェルノブイリ事故の1ヶ月後だったからだ。
現存する原発周辺の発ガン率の高さ、核再処理施設等の垂れ流す莫大な放射能量。
完璧に処理不可能な、そしてただ地下に埋めるしか方法の無い?高レベル放射能廃棄物。
そして体内濃縮。

放射能は、見えない。
放射性物質は、人間には扱えない。
一度チェルノブイリ級の事故が起きても、人間は対処は出来ない。
多くの犠牲者を出しながら、せいぜい事故が起きた原子炉をコンクリートで覆うのが、関の山だ。
安全では、決して無い。危険極まりない。
そんなものを何万年も管理出来るのか?
人類が登場して、未だ数万年だというのに。
だから嫌悪する。

人間は、矛盾だらけだ。

サミットと呼ばれる、各国首脳の唯の営業出来レースには、この人間の矛盾に対する「深い考察・反省」が皆無だ。
そもそもCO2にしても、産業革命以降の化石燃料の莫大な消費が原因だ。
60年代・70年代のこのクニの企業が撒き散らした「公害」への反省など、何処に行ったのだろうか?
低公害から極低公害へと、何故クニを挙げてシフト出来なかった・やらなかったのか?
石炭・石油・天然ガス等を燃やせば、CO2が出る。
原子力は、原子の核分裂反応によって莫大な熱が出て、更に人間の手に負えない放射能を放出する。

化石燃料を燃やして熱を得て、でも問題が起こっている。
温室効果ガス・CO2を人間の技術では減らすことが出来ないのだ。
更に人間の手に負えない原子力発電に「何故!」移行しようと談合するのか!
してはいけない大きな矛盾だ。

それは「欲の暴走」が成せる業・・災いだ。

自分の住む周辺には、大きな原子炉は無い・・のだろう。
川崎の麻生区だったかの研究炉の暴走事故は、知らなかった。
未だ近くに無いから、マダイイのかもしれない。
それがすぐ近くにあったら?もう出来てしまって本格操業を始めてしまったら?
自分がそこで働いていたら?仕事がそれしかなかったら?生活資金という縛りになっていたら?
今の貧困から抜け出せるとしたら?

クロのものをもシロといってしまうのだろうか・・・。

一体、エネルギーとは、誰のものなんだろうか?
必ず、オハチガまわって来るのは、絶対確実なことなんだろう。


温室効果ガス・・メタンガス等の消去する方法は、わからない。
CO2は、地球の長い営みによって=珊瑚・植物性プランクトン・森林・植物等によって酸素に変えられてきた。
だから、それらを大事にしてお願いするしか、方法は無い。

サミットに出席している連中の強欲丸出しの面をみるのも嫌だ。

何故、人間は優しくなれないんだろう?
優しいだけの人間は、何故潰されてしまうんだろう?

Monday, July 07, 2008

原発だって?!ビジネスなんて所詮アホだしよ!

さすがっつーか、こいつの背後というか、ビジネスっていうんですか?これ!というか。

呆れて呆れて、怒りが収まらないどころじゃあない、さすがのブッチュ君。

てめえのクニでは、サブプライム炸裂させて原油先物取引や穀物先物取引ってんですか?っつうか要は証券ですかねえ・・つまりイカサマ博打で世界中を混乱させるわ、国内では、自分の支持母体以外のカンケーネー奴等には、失業の嵐をプレゼントするわ、アフガン・イラク等世界中に戦争ビジネスを仕掛けまくっているわ・・・
つまり、ボンビー人から毟り取ってふんだくって、ボンビー人を殺しているって・・・

気持ち悪くなってきた。

悪の枢軸国の親玉なんだよな。おめーがよ!

で、CO2削減の手段として、テメーんとこではガソリンガバガバ使う・・ていうか、ついでに金儲けも仕掛けて(石油も穀物もメジャーっていえば、同じ系列じゃん!ラッキー!)バイオってもんで、え?CO2っすか?じゃあ原発にするって・・(原発・・ウランを仕切っているのも同じ系列だぜー!)

オメー!ホントに鬼畜だぜ!

最近の話じゃあ、あの六ヶ所の再処理工場での最後の段階の「高レベル放射能廃棄物」のガラス固化が、失敗したって話だ。

ガラス固化したから安全ってな訳は全く無くて、人間が近くにいたらスグオッチンジマウレベルの放射能をガンガン出しまくっているブツを行く行くは、地下300mに埋めちまうって、一体どうやってそれを管理し続ける事が出来るのかよ!
M9とか8のクラスの大地震が来たら、耐えれる訳無いじゃんか!
原発なんか、今だってそうだぜ。地震に耐えられない。そんな建造物は「存在し得ない!」んだ。
それも放射能の半減期(放射能の威力が半分になる期間)が、ものによっては数万年!とかのブツだぜ?!
管理なんて出来る訳無い!
CO2でも失敗!しているのに(人間の科学力なんてそんなもんだ)、更にバカを上塗りしようとね?
人類消したいのか?ワレ!

サミットってのは、このままじゃあ自分達もアレだし、一応ね、次世代以降の人達に少しでも負の遺産を減らす・だからCO2は、洒落になんないから減らそうぜ・・ってつもりが、やはり茶番劇どころじゃあない、アホダラ満載なメシ会ってことなんだよな。
税金の無駄!

ニュース見て、また腹立ったが、日本食をアピールだとぅ?!

食品偽装やら、アメリカ産BSE?牛肉をサンザン輸入するわ(お隣韓国では、国中で反対デモ!それが正しいだろ!)食料自給率が39%のくせしやがって、なにがアピールだってんだ!

そりゃ日本食最高だってーの!
メシに味噌汁・おしんこにメザシたまにはアジの開きね・・てのが、最高なんでえ!
それを原発やら六ヶ所核再処理工場とかで、放射能を海や空に垂れ流しで、何が食の安全だってんだ。
微量な?放射能でも、プランクトンがそれを取り込み、それを小さな魚・更に大きな魚の食物連鎖で体内濃縮されて、行き着くトコロは俺達に・・ってことなんだ。

だから、環境は「死活問題」なんだ。

それこそクニのバカらしいアホダラな方針なんか無視して、太陽光発電やら実験しているらしい水車発電(言ったべよー!)風力や波動発電・それに振動から発電する方法や重力を使う発電方法など、細かく小さく発電していくやり方に切り替えて、後は蓄電を効率良く出来るキャパシタの開発に向けて全力を尽くすべきなんだよ。
化石燃料を燃やしてお湯沸かして水蒸気でタービン回す方式(原発もそういうこと、お湯沸かすんだよ)は、ことごとく危険極まりないということだ。

以前、電力を自活しているドイツのある農村があるということを知ったが、ナント日本にもあるという!
100%電力自給かどうかは、判らなかったが、風力発電と家畜の糞尿からのメタンガスを利用しているとのこと。
これは、ドイツの農村と同じだね。
これを英断した元町長?村長?さん。

偉い!

貴方は、このクニの総理大臣?否勿論某アメ〇カ大統領や狂った政治屋どもなんかより、天文学的数字倍ほど偉い!

全国の自治体は、これを目指さない手は無いと思う。

心有るならば・・・ね。

それが、もう試されているんだ。

食料にしても、エネルギーにしてもマスが仕切るという支配から、脱却しなければ、大袈裟に言うけれど地球の?否人間の未来は無いよな。

地球は、どんなことがあってもしばらくは「ある」んだから。

Saturday, July 05, 2008

サミットって?

先日、地球温暖化の特集の番組を見た。

正直、どうしていいのかわからない・・と思った。

そこまで温暖化・・つまりCo2云々というより、人間の欲の行き着くトコロを垣間見たように思う。
それは、自滅ということだ。

いつの時代もそうだったのだろう。地球規模のタイムスパンでは、こういうことが幾重にも重なっていたのだはないか?
そんな、解ったようなことを言っても意味が無い。
解ってなんか無い。
体験していないのだから。
そして、これから体験してしまうのだろうか?

先の番組のキャスターが、言葉を投げかけた。「考えが甘いですか?」

もう、時間が無いかもしれない。でも少しでも何か出来ないか?悠長に馬鹿げたマネーゲームに嵩じて、地球を食い漁ってきてしまった。
俺は、そんな世界とは無縁といえばそうだ。
だが、それも全て人間という、厄介極まりないものの業なんだ。
普通に生きているつもりが、とてつもない環境破壊を招いているなんて、想像出来ないというのが「普通」というものだ。
普通って?

何だ??

イッタイゼンタイ、これは、この世の中というのは、何なんだ?

食い物でさえ、余計な薬品や偽装が「普通」だし、耐震偽装やら税金・年金偽装、コイズミが仕掛けた政策で、格差拡大をやすやすと認めて、今頃「騙された!」なんて週刊誌等がホザイテイル。
トチクルッタ輩が弱者に襲い掛かり、ネットで誹謗中傷の嵐。
サブプライムなんかは、崩壊して当然の時限爆弾の一つだったんだろう。
それと連動する、原油先物取引や食料の高騰・・こりゃあ、仕掛けやがったな!と思って当然なんじゃあないか?
市場原理とかなんて、訳のワカラナイ「言い訳」だろう。

その番組で、アフリカのある国の状況が映された。
バイオエタノールに翻弄され、喰うものが無く、それに追い討ちをかけるが如く、石油資本によって骨までしゃぶり尽くそうとされている状況。
現場の責任者の力無い言い訳が空しく響く。
「それでも少しでも金になれば・・」
それを仕掛けるのは、遠く離れた居心地のいい場所にノウノウト贅沢の極みを貪っている一握りの輩達だ。
俺達もその所業の一端を背負わされている。

クニなんて!

コクエキなんて!

結局は、弱いものから力任せに搾取・ぶん取るだけのシステムに支配されている。

俺達は、ようやくそれに気がついても、連中はただ、ニヤニヤとするだけだろう。
「それがどうした?初めからそういうことなのだ。」と嘯いているに違いない。

ほとんどの人間は、くだらなくともグチャグチャとへばりついて小競り合いをしながらも、生きているに過ぎない。
言ってみれば、そんなのは、イトオシイもんだ。

でも、それらを徹底的に操り・搾取しまくる、ほんの一握りの輩が、本物のワルなんだ。

その出来レースのサミットが開かれる。

連中の言い訳なんか、聞きたくも無い。



「パンドラの箱」を開けてしまったのか?
でも、それが何を意味するかは、俺達には解らない。
気が付くのは、気象状況の激烈な変化に右往左往するときだろう。

天変地異には、人間は逆らえないのだ。

それこそ、誰だって逆らえない。