Tuesday, July 08, 2008

自分の矛盾・人間の矛盾

俺自身、たかが一人の唯の人間であるから、当然のこと矛盾だらけだ。

おおっと!いきなり何を言い出すか?なんだが。

何かと自分は、こと原子力・・特に原発について嫌悪を露にしてきた。

俺は関東に住んでいるから近くにある原発といっても、東海村か御前崎にあるやつだ。
これは、発電用の東電だったり中電だったりのものだろうか。
もっと小さな研究炉は、もっと都心にもいっぱいあるんだろうね。ワカランが。

原子力に対する嫌悪。
やはり、子供の時からの「広島・長崎原爆・アメリカのビキニ環礁水爆実験の第五福竜丸被爆」の刷り込みであろうか。
それは、放射能という言葉に想像させられる、「見えざる恐怖」だと思う。
そして放射性物質から出る放射能の半減期の気の遠くなる期間。
数日からモノによっては何万年という半減期。
そんな猛毒のものをワザワザ人間が作り出す愚かさ。
更に決定的な事として、人間はこの放射能の毒性を消す術を持たない・ということだ。
そしてスリーマイル、チェルノブイリ原発の事故の事実。
チェルノブイリ原発事故後のヨーロッパ諸国に住む人達の絶望感の体験。これは、IMAバンドの初めてのヨーロッパツアーが、チェルノブイリ事故の1ヶ月後だったからだ。
現存する原発周辺の発ガン率の高さ、核再処理施設等の垂れ流す莫大な放射能量。
完璧に処理不可能な、そしてただ地下に埋めるしか方法の無い?高レベル放射能廃棄物。
そして体内濃縮。

放射能は、見えない。
放射性物質は、人間には扱えない。
一度チェルノブイリ級の事故が起きても、人間は対処は出来ない。
多くの犠牲者を出しながら、せいぜい事故が起きた原子炉をコンクリートで覆うのが、関の山だ。
安全では、決して無い。危険極まりない。
そんなものを何万年も管理出来るのか?
人類が登場して、未だ数万年だというのに。
だから嫌悪する。

人間は、矛盾だらけだ。

サミットと呼ばれる、各国首脳の唯の営業出来レースには、この人間の矛盾に対する「深い考察・反省」が皆無だ。
そもそもCO2にしても、産業革命以降の化石燃料の莫大な消費が原因だ。
60年代・70年代のこのクニの企業が撒き散らした「公害」への反省など、何処に行ったのだろうか?
低公害から極低公害へと、何故クニを挙げてシフト出来なかった・やらなかったのか?
石炭・石油・天然ガス等を燃やせば、CO2が出る。
原子力は、原子の核分裂反応によって莫大な熱が出て、更に人間の手に負えない放射能を放出する。

化石燃料を燃やして熱を得て、でも問題が起こっている。
温室効果ガス・CO2を人間の技術では減らすことが出来ないのだ。
更に人間の手に負えない原子力発電に「何故!」移行しようと談合するのか!
してはいけない大きな矛盾だ。

それは「欲の暴走」が成せる業・・災いだ。

自分の住む周辺には、大きな原子炉は無い・・のだろう。
川崎の麻生区だったかの研究炉の暴走事故は、知らなかった。
未だ近くに無いから、マダイイのかもしれない。
それがすぐ近くにあったら?もう出来てしまって本格操業を始めてしまったら?
自分がそこで働いていたら?仕事がそれしかなかったら?生活資金という縛りになっていたら?
今の貧困から抜け出せるとしたら?

クロのものをもシロといってしまうのだろうか・・・。

一体、エネルギーとは、誰のものなんだろうか?
必ず、オハチガまわって来るのは、絶対確実なことなんだろう。


温室効果ガス・・メタンガス等の消去する方法は、わからない。
CO2は、地球の長い営みによって=珊瑚・植物性プランクトン・森林・植物等によって酸素に変えられてきた。
だから、それらを大事にしてお願いするしか、方法は無い。

サミットに出席している連中の強欲丸出しの面をみるのも嫌だ。

何故、人間は優しくなれないんだろう?
優しいだけの人間は、何故潰されてしまうんだろう?

No comments: