Tuesday, March 15, 2011

3月15日の文

3月11日の地震の日から、今日までずっと緊張していた。
今は、多少解れているのか?
でも、全く開放されたとは当然言いがたい。

今日、東京の街を少し歩いていたら何故か涙が出た。
ほんの一週間前と同じように、でも違うのだけれど。
人々は、日々の生活に追われ、営みを続けている。

それが、如何に大切なことなんだろうかと感じた。
ただ、忙しさに追われる日々だけでは、たまらないけれど。

もし、この大震災から復興の兆しが見えるときになったら、どう思うのだろう?
ふと、自分の父親達のことを思った。

戦時中には戦争に行き、そこで・・というのが当たり前と思わされ、私の父は、徴兵されるも程なく敗戦。
そして、焼け野原の東京にて「手を真っ黒にして働きたい」と父は思ったという。

その時の気持ちが、ホンの少し解るような気がした。

少し涙を流した。

もし、私達が立ち直れる時が来たら、そう思うのだろうか。

そう思いたい。

この大震災で垣間見えた大きな矛盾。

私の父達が復興しようとした、戦前とは違う、人に良き世の中にしていきたいと思ったであろうその気持ち。

ついこの前までの世の有様は、彼等が望んだ世ではなかったように思う。
どこかで歪んでしまった。

別に日本がどうのこうのとかじゃあない。
日本の伝統云々でもない。



いろいろありながらも笑って日々の営みを続けられる世の中っていうんでしょうか?
経済最優先というのではなく、人が人でありえる・・

そんなものを次に渡せたらいいと思う。

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