Thursday, April 10, 2008

あのスバルが・・・

あのスバル(富士重工業)が、トヨタに買い取られ、ましてやの「軽自動車」を生産中止だと!!

あああ・・スバル360がぁあー!って、360ではないですがね。

660ccの軽自動車で、スバルは独特なものを持ち、それがユーザーからの変わらぬ支持を得ていたと思う。
いわゆる「スバリスト」というのは、何もインプやレガシィ乗りだけではないっと思っている。
特に、サンバーと呼ばれる商用軽自動車には、そのスバルスピリットが脈々と受け継がれていたのではないか!
そこに意気を感じている職人さんやドライバーは、隠れた?スバリストだったのではないか。

実際、俺は所有してはいないが、スバルサンバーは、軽の商用タイプではダントツに「好き」なのだ。

その理由は、排気音・・つまり「音」。
頑固なまでに貫き通してきた水平対抗エンジンの成せるワザ。
耐久性のあるエンジンによる信頼性。
荷台が、そのエンジンユニットレイアウトによりフルフラットであること。
これは、荷物を扱いやすくする大きなポイントでもある。
タウンエースあたりのミッドクラスバンなんかと同程度の荷台の広さ。扱いやすさ。
そして、なんといってもポロポロゥー・・という独特の排気音が、とにかく好きなのだ。

ブッチャケ!隠れサンバーファンなんだすね。あっしはね。

関係無いけれど、その昔のホンダのF1トラック・・軽のトラックってのも、面白かった。
あのF1に関わった桜井さんだっけ?がホンダF1に在籍中にホンダに呼び戻されて、軽トラックを作れ!って言われて、頭に来て造ったと言われているF1トラック=当時としては斬新なDOHCエンジン更にミッドシップ!の軽トラック・・・もうビュンビュンだったらしい・・てのも、面白いよねー。

かつて子供の頃に、初めての自家用車は、あのスバル360だったもんねえ。
そういえばフィアットは、エンジンはでかくなっているけどフィアット500を復刻したじゃん!
これがまたデザインがリニューアルされたとはいえ、いいんだな!これがね。
ナントも魅力的なのだ。

まあ言われていることをそのまま受け売りすれば、ミニクーパーの成功があったからなんでしょうが。
ミニクーパーは、BMWに身売りされて「どんなになってしまうのか・・」だった訳だが、キープコンセプトっていうのか、あのデザインを程よく受け継いで成功した・・らしい。
そう思うもんね。
「ああ、かっこいいなあ」と思わせるものね。
特に新しいダックスフンドみたいなワゴンね!カッコイイ!
フィアットのNEWチンクエチェント・・ニューフィアット500にしても、そこを巧くついている。
VWのワーゲンは、ちょっと微妙だったけれど、フィアットはデザイン的に成功しているなあっと、雑誌を見て思った。

そこでスバルですよ!
R1/R2とか、けっこう頑張ったとは思うが、何故スバル360のリファインを検討しなかったのかねー??
パッケージングとか難しそうだけれど、ナントいってもね、車の印象を決定するのは「デザイン」ですよーっと思う。
確かに「名車」と呼ばれた車のリファインは、そのイメージが強すぎるから、かえってヤリニクイだろうけれど。
さらにスバルだからねえ・・・

っていうのは、富士重という会社・・
デザインがいいのか悪いのか・・けっこう当たり外れが大きすぎるってのもあるですね。
トヨタみたいに(今はそうではないのかな?)何でも80点じゃあなくてもいいけれど、ねえ・・

かつては、360にしたって、FF1000・アルシオーネ・SVXとか、デザインで頑張ったんだから!
やれば出来る会社?ブランドだったのに!!!
特に初代アバンギャルドアルシオーネとかSVXなんてのは、カッコよさ満点だったのに!
ヒットしなかったんよねー。ぶっ飛びのカッコよすぎでね。

そう、軽自動車ですよ。
これ日本独特の、まあ税金枠による副産物的な独特の枠組みではあったが、だから1000ccまで広げて軽自動車にしてしまえばいいのだっ!
900ccでもいいや!
何故出来なかったというのが、トヨタなんかが反対してたって言うじゃナーイ!
カローラ売れなくなっちまうからだろってね。
900ccぐらいまで広げれば、燃費なんかも結構稼げると思うんだが、素人判断なんでしょうかねえ?

とにかく、サンバーなどを製造中止にしてしまうのは、残念というか惜しい!
あの荷台の広さとエンジンの耐久性や音が消えていくのは、ナントも惜しい!
んもうー、そんなこと(軽自動車から撤退)言っていると、インドのダダあたりに軽く抜かれちゃうんだから、そのうちに。

自動車業界にしても、これからはガソリンエンジン・レシプロエンジンそのものから離脱しないといけないからねえ。
レシプロエンジンそのものが、20世紀の遺物となっていくのでしょうけれどもね。
詳しい事は解らないが、圧縮空気エンジンってのが興味あるですよ!

技術力がある日本のメーカーなんだから、とくにスバルは、この先この観点を主眼において欲しかった。

スバル360は、1960年代の国民車という重責を果たしたと思う。
その製作秘話というのも、当時の技術の粋であった。
航空機メーカーであったからこそ出来た車であったという。
その熱さの結晶が、スバル360だったのでしょう?
それがスバルスピリットだったのでしょう?

であったならば、今こそそれを求められている時代なんじゃあないですかねえ?
更に技術が求められているですよ!
内燃機関からの脱皮?レシプロエンジンから脱皮も含め、超低公害・ノンCO2・超低燃費・超安全・・・
そんなハードルの高すぎる問題をクリアするには、あの「スピリット」が必要なんではないですか?

確かに技術を開発し続けるには、資金力が必要なんだろうけれど、それよりもまず、発想しかり熱さがなければ、その資金とやらも使いようが無いのだよね。

その熱さそのものが、衰退して枯渇してしまったのでしょうか?

スバル、軽自動車からの撤退・・

正直、残念です。

No comments: