週刊ビジネスジャンプだったかに連載されている「爆麗音」というマンガが、好きだ。
他にもいろいろ好きなマンガはある。
「フグマン」とか、ちょっぴりエッチなのとかね・・
いや、この爆麗音の話だ。
主人公の「音無歩夢」君という、歳は高校生ぐらいのギター少年だ。
バンドを組んでいて、どうも自分より年上のメンバーばかりなのだろうか?
日頃からおとなしい彼なのだが、自分の好きなロックの世界でもおとなしくせざるを得ない・・そんな感じの日常。更に彼はメチャクチャ素直な性格・・それが邪魔しているのか??
でも、リハとかライヴでは、「あの感じ」が来てしまうと、バクン!と歪ペダルを踏み込んで、全開フルヴォリュームでぶち壊してでもイッチャウ!そういう男子のお話だ。
連載初頭だったとは思うが、渋谷のハチ公前あたりらしき交差点で、でかいスクリーンに「ジミ・ヘンドリクス」らしき映像が映し出され、それ歩夢君は見上げていた。そんなシーンからこの漫画は始まったと思う。
そんなとこから、気持ちをワシズカミされていたのかもね。
そうなんだよ!ジミなのだよ!
解ってんじゃあないの!!
でも、彼はレスポールだ。
俺も・・高校生の頃は、テレキャスターのコピーモデルだった。
レスポール、すげえ欲しかった!
レスポール買ったのは、高校卒業後だ。
彼の自分のアンプは、お金も無いから練習用の小さい電池駆動の小マーシャルだったりする。
ギターと頼みの小箱「ディストーションペダル」。
それが、彼を解放する魔法のアイテムなのだ。
彼は、まだ自分が何者であるのか知らない。
ただただ、自分の欲求に忠実に弾くだけだ。
「あの感じ」を天才的に感じ取り、それに対して忠実に自分を解放しようと、全てを音に放り投げる。
最新のものでは、「何故それを求めたのか?その理由?がそこにある」というところまできたのだが、あれぇー?という展開になるようだ。
うーん、作者は芸が細かいねー。
たぶん、そう簡単には、そこの領域まで到達させないんだろうなー。
音楽というものをこの作者は、「善と悪とが交じり合うとんでもない光の渦」と書いている。
なかなか鋭い表現だなあっと思った。
そして「もっとパワーを!」っと、歪ペダルのレベルを上げる!
そうなんだよ!
でも、そこに行くのは「並みじゃあ出来ない」ものだ。
世界でも、言ってみれば「天才」と呼ばれるミュージシャンが、それを具現出来ると思う。
それを持ち合わせている「人間」だけが、何かの必然で「それ」を探り寄せ、放出出来るっとでも言うのか?
そういうものだと思う。
その渦中にいる者は、一体自分が何者だか、解る訳は無い・・と思う。
否、気付くかもね。その過程で必ずや気付くはずだ。
周囲がそれを認めるかどうかは、わからないが。
ただその者は、自分の欲求に忠実に従って行く。
それを「しなければいられない」と自然に?必然にやっていく。
そういう風に主人公は、ただギターを弾き、多くの出会うべき人達に出会っていく。
物語は、そんな風に展開していっている。
解ってんじゃあないノー!(って、俺は解ってないが)
先回では、あるライヴが、出会うべくして出会ってしまったライヴとなって、ロック・クラシック・ブルーズ・ジャズなどが混沌とした状態で、主人公がそこで爆発するという状態だった。
でも???
次回が楽しみだ。
どうなっていくのだろう!?
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