Wednesday, November 07, 2007

アタマの片隅

ネットでの、とある討論・もしくは言い合いで、気になっていることがある。
以前にその状況にはまってしまって、何だか感情剥き出しになってしまった。
もう、この時のようになってはいけないと思いつつ、しかしアタマの片隅にコビリツイテイル。

そうだね、大仰なことを言っても、どれもこれも自分にしても机上の空論。
実際自分の体験そのものからでしか、物事を判断出来ないのは、それこそ自分の実感だ。
だが、それ(実感)を思い切り拡大して想像するといっても、限界がある。

やれ防衛だ、テロとはいかようにするか?戦うか?否か?

短絡的に語られ、そして物凄い勢いで判断しているように感ずる。
生理的に自分にしても判断していることもある。
そこで、思った事。

それは、「更に知らなくてはいけない」と思った。
それは、歴史?そうかもしれない。事情?これもまた。
でもあれこれ、知識というか?それでは済まされない状況という側面を忘れ去られているように感じた。

未来というものは、一瞬の時と共にやってくる。
それは、つまりのこと「未知」であるということ。
歴史において学べることは、その時点で生きるものは、過去に学ぶということだろう。
それでも人間というものは、間違った方向へと進んでしまったりする。
でも、この現状は?

今までの争いというものは、全てが「欲」というものが発端だろう。
それも「生存欲」というより、もっと激しくも醜い「強欲」。
どんな理由をつけても、結局は「それ」から起因するものだと思う。
更に欲深い連中が、煽り、そしてきっかけをでっち上げ、掠め取っていくのが、実態だと思う。

だが、これからの未来は、「今までに経験した事の無い要因」が加わるのではないか。
それが、更に問題を複雑化させていく・・と思えてならない。
その「今までに未経験な事」とは?

気象条件だ。
所謂「異常気象」であり、「天変地異」だ。
温暖化というものが何をもたらすか?
それは、食料・水ということだ。
現にアメリカでは、今年に入って異常気象に具体的に振り回されている。
勿論アメリカだけではなく、これは全世界的な状況だ。
それは農作物の激減になるのではないか?
「食い物」が減るということは、何をもたらすのか?

これに一番警戒しなければならないと思う。
出来るだけ速やかに対処しなければならないと思う。
それは、言ってみれば太古の昔から、人間が自然に突きつけられてきた大命題だろう。
それが、改めて問われる時代になるのではないか?

それは、「俺達は生き延びることが出来るのか?」ということではないか?
俺の無いアタマで、唯一思えることは、地産地消。
ミニマムな状況でのマスに頼らない供給。つまり「自給自足」。

これが圧倒的な暴力(軍事力)と金(経済力)を背景に成り立つ列強の支配から逃れられる手段ではないか?
それを狡猾にやれるかどうか?
それよりも圧倒的な「自然」というものに対処しなくてはならないのだ。
「強欲」を背景に持つ一極支配=世界政府(グローバルスタンダード)など、全くあてにはならない。
それこそ支配者の思うがまま、個人など(一般庶民)など奴隷扱いされるだけだ。
現にそうなっている。

一万円の物凄い束なんて、俺も欲しいっちゃ欲しい。
だが、それは喰えネエよ。食い物じゃあねえ。
大恐慌になったら、そんなものは「唯の紙っぺら」だ。
金融市場というのは、「そんなもん」なのだ。

なんか話が逸れてしまいそうだ。
そうだね、そういうふうにいろんな要素・要因が絡んでくるだろう。
でも忘れてはいけないことを常に忘れないでいたい。

人間は、地球に生かさせてもらっている。
空気を吸い息をして、喰って、生かさせてもらっている。
それは、コッカという前提なんかではない。
今ここに生きている一人の人間なのだ。
そして人間というものは、一人では生きてはいけないものなのだ。

先人に学ぶ・・・文明という厄介なものが大手を振るう前の人々から学ぶことがあるのではないか?
あまりにも強大な自然というものと戦い、そして共存してきた人々から学ばなくてはならないのではないか?

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