Thursday, June 14, 2007

歪み談議?

エレキギター(っていう言い方、古いっちゃあ古いがいいのだ!)を弾いているオレにとって、重要なポイントは、ソロを弾く時の「歪み・ディストーション」のかかり具合だす。

あくまで太く・どこまでも伸びやかに・低域・高域・忘れちゃいけない中域・これ踏んだら行け!とか・・・

現在、床に転がってるこの「歪み系」のエフェクトは、知り合いの人に作ってもらったファズ・真空管入りのディストーション・ドンシャリ系の激しい歪みの3種類。+グラフィックイコライザー。

あれよあれよで増えてしまったなあ・・と思っていたら、巨匠イマホリ氏や、長年の同志・松川氏も歪み系エフェクト3つ・4つだって!

いやー!なんか嬉しい!って変なところで同属意識を勝手に抱いてしまったです。

勿論、上記のグレートギタリスト諸兄は、解って使用しているのよねー・・・

でも、オレは解っているのか?と言ったら、とたんに自信無いっす。。。

なんと言っても音の太さは、男のシールド1本・アンプ直&男は黙ってフルテン!ってのは、解っているっすよー。
それで、ギター弾き始めから7年ぐらいは、そうやってたものね。

いんや!違うなあ・・・正確に言うとこうなるな。

弾き始めの頃、アンプが欲しくて魚屋の売り子のバイトして、ロイヤルというブランドの40wの真空管アンプを中古で買った。
今からして思うとフェンダーみたいなキャラのいい音のアンプだった。
ギターは、14歳の時に兄貴に騙されてなけなしのお年玉を巻き上げられて売りつけられた、ハニーテレキャスもどきのマウント「スプレンダー製」のシングルコイル高出力ピックアップが、何故か付いていた奴だ。
それをダチ公の家でフルテンで鳴らしていた。(当時貸しスタジオなんて無かった)
何故フルテンだったか?
それは、ミュージックライフや音楽専科などの雑誌に「迷うことなくフルテンにしろ!」と書いてあったのだ、マジで。
先日惜しくも亡くなられてしまった、成毛シゲルさんとかが、言ってたように思う。
つまり、「ナチュラルオーバードライヴ」なのだよ!

それから初めてのエフェクト体験(ウフッ!)は、ビッグマフだった。
知り合いの人が持っていたものだったが、踏んだ瞬間に「オレってジミヘンになれるかも!」なんて、トンデモナイ錯覚をしたもんだった。
勿論、アンプはフルテンのナチュラルオーバードライヴ。更にビッグマフだから、うへへへ!簡単にフィードバックやらギュインギュインゴー!ってなもんだったからなー。
これが初体験かもな。

で、しばらくフルテンだったけど、ギターがサスティンなんて無い代物だったから、歪まないで音の伸びる奴・エフェクターって無いのかなあ?と探していた。
ようやくMXRのダイナコンプとかが、プロの人が使い始めの頃だったか?
ボンビーギター少年には、MXRなど買えるはずも無く、見つけたのがグヤトーンのコンプだった。
それをサスティンフル&ぎりぎりメいっぱいのレベル&アンプフルテンで、当時なりたかったデュエインオールマンに迫ろうとしていた。
で、メデタク?学生になってギブソンレスポールスタンダードを買うことを決意。
真夏の工場の灼熱地獄のバイトをして、頭金を捻出してローンにてレスポールを買う。
っとなると、コンプではダメだ!となった。
あのマーシャルフルテンのジューシーなサウンドに迫るべきアンプを探した。
当時、カルロスサンタナ大先生が、メサブギーで、「ギョイーーン!」とサスティン目一杯きかせていたから、いいなあーと思っていたんだけれど、勿論メサブギなんて高すぎた。
で、これ失敗だったけれど、ローラン〇のボルト60って奴を買ってしまった。
フットスイッチで、所謂2チャンネル使用・ドライヴとクリーンを切り替えられる奴だった。
で、このときはもう、男のシールド1本 !

それから運良く仕事という世界になってくると、アンプが物足りない。
で、フェンダーツイン銀パネになって、歪みはボスのオーバードライヴだったか?
それからイマバンドやソロデビューとかになって(ギターは、フェンダーリイシュストラト62)、やっぱアンプは「マーシャルじゃ!」になった。
歪みは、ラット・ガバナー・メタルディストなど遍歴を重ねていった。

今現在、オレのモッドマーシャルは、出陣出来る回数は、本当に減ってしまったが、弁天ローズでマーシャルフルテンは、ま~あ極地と言おうか・・・笑っちゃいますぅってな感じ。

だども、それだと他のみなさんから「音でけぇ!ふざけんな!」のクレームの嵐・・・
あ・・マーシャルじゃあなくてもウルサイっすか?ですよねぇ~・・・

なんか、訳解らなくなってしまったが、要は、あの少年の頃のハニーギター&ロイヤル40Wフルテン&ビッグマフでガビョーン!が、原体験になっているということなんだろうな。

それで、歪みの種類3個とかも、ほんの僅かなニュアンスの違いを欲しているからだと思う。
ま~、「これかなあ?こっちかな?やっぱりこれかー!いっけー!」ってなことなんだな。
聴いている人は、多分「どれもこれも同じじゃねえか!こら!」なんだろうけどね。

でも、今のエフェクトでも正直、不満なんですなー。

どこまでいっても・・・という、歪みエフェクトの長ーい道のりに、ハマッテマスデスネ!こりゃ。

だども、チョイ待てよ?
もしかしたら・・・
>踏んだ瞬間に「オレってジミヘンになれるかも!」なんて、トンデモナイ錯覚をしたもんだった。

とんでもない錯覚しっぱなしのウン十年ってこと????

かもしれん・・・うううぅ・・・

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